秋の北八ヶ岳・稲子岳南壁左カンテ

2011年11月5日
メンバー:大竹正治(JCC)、新保修(龍鳳登高会会友(元会員))、高品公平(龍鳳登高会会員)

日本クライマースクラブ(JCC)の大竹氏から誘われて稲子岳南壁へ行ってきました。かつて当会(龍鳳登高会)の先輩・佐宗ルミエさんが好きだった壁で、いつか行ってみたいと思いながらなかなか行けない山でした。今回は、いまから44年前、佐宗さんが元気だったころのザイルパートナー3人で行くことができました。

前夜、道の駅・小淵沢で泊まり新保の車で稲子湯上のみどり池入口まで入る。みどり池までは北八ヶ岳らしい気持のよい樹林を1時間少々でみどり池前のしらびそ小屋。
みどり池への途中にある恐竜のような倒木で記念撮影
みどり池への途中にある恐竜のような倒木で記念撮影

みどり池から15分ほど中山峠に向かって歩くと、右手樹林の中に赤布があり、そこから稲子岳南壁を目指して樹林帯を登る。ところどころにある赤布を頼りに登っていくとザレ場となり南壁の下に着いた。ここにも赤布があった。
樹林帯から見上げた稲子岳南壁
樹林帯から見上げた稲子岳南壁

基部から右手の岩を5mほど登ると取り付き。見上げるとハーケンが3本確認できた。
大竹氏トップで登攀開始。
1P目。クラックから短いチムニー、凹角。30m
1P目はクラックから凹角を登り30mでリングボルト2本あるテラス。ここは岳樺もあり、それでセルフビレイも取れる。

2P目はテラス右手のチムニー状凹角を登り、一旦右手のリッジに出て、また左手の凹角を登る。さらに垂壁に近いチムニーもあるが、基本的に容易。ただし、ガレている所があるので注意が必要。50m一杯でリングボルト3本あるテラスに着いた。見上げると20mほど上の垂壁でスリングが風で揺れている。

3P目は右手の大岩から凹角を登り、さきほど見えた垂壁下へ。少々被り気味だがホールドはしっかりしていて思ったより容易だった。25m。

4P目。快適なクラックを登り終了
4P目(上の写真)は傾斜の落ちたリッジからクラックを登り終了。10m。このピッチは右から容易に巻けるのでおまけ。終了点からザレた斜面を登り、緑色のロープを跨いで踏跡に出た。

稲子岳はピークがどこだか分からないし寒いので、行動食を食べてすぐにニュウに向かう。稲子岳の壁沿いについている踏み跡を辿ると、中山方面からのハイキングコースへ出、それを右手に行くと頂上部分が岩場になった山頂へ着いた。
ニュウの頂上で記念撮影

ニュウからは白駒池方面への道を5分ほど下るとシャクナゲ尾根との分岐。あとはシャクナゲ尾根を下ると今朝出発したみどり池入口に着いた。車に乗り、すぐ下にある今宵の宿、稲子湯へ向かう。車に乗った途端雨が降り出し、大変ラッキーだった。
 翌日は小川山の廻り目平へ行ったが、車を下りてザックを背負ったとたん雨が降り出し、傘を持って散策をしただけで帰る。
                                                           
                                                   高品記

みどり池入口着7:05/7:20発―しらびそ小屋8:25着/8:35発―南壁左カンテ取り付き9:30着/10:00発―終了点11:30着/12:00発―ニュウ13:00着/13:10発―白樺尾根分岐13:35着/13:45発―みどり池入口15:00着


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